【最後の速さの問題は必見】2022年度第1回富士見中学【算数】の全問解説

2022年度

こんにちは。家庭教師のとしです。

今回は、2022年度第1回富士見中学算数】の全問解説をお送り致します。

導入 全体的な印象

ここ最近は、60点〜70点の範囲で推移してきた合格者平均点ですが、今年度はということで55.3点ということで若干下がりました。

合格者平均でこの点数ということは、受験者平均はここからさらに10点ほど下がるものと考えられます。

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全体的な印象ですが、

1番に関しては毎年恒例の小問集合ですが、特にひねった問題もないので、全問正解したいところです。

2番に関しては、〔B〕にて平均値中央値の問題が出題されました。2021年度から少しずつ出題され始めた【データの活用】からの出題で、そこまで力を入れて対策してこなかった方が多いと思われます。

2023年度はより出題されやすくなると思われますので、本問程度には対応できるようしっかり準備しておきたいところです。

平均値中央値に関しては、以下の問題も参考になります。

参考問題/2021年度青山学院中等部7番より】

3番に関しては、積み木に色をぬる問題ということで、テキストにも見受けられる問題ですが、

「分割→色をぬる→分割→色をぬる」と応用的な内容でした。

4番に関しては、2人の間の距離に関するグラフが与えられた速さに関する問題でした。

2人の間の距離に関するグラフの問題は苦手とするお子様が非常に多いですが、同様の問題は他の学校でも頻出ですので、本問レベルの問題は確実に理解しておきたいところです。

このタイプの問題が苦手な方は、まずはグラフが折れ曲がるタイミングで誰に何が起こったのかを分析してみて下さい。なかなかすぐには出来るようにならないかもしれませんが、数をこなすことで状況整理が出来るようになりますので、粘り強く取り組んでいきましょう。

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