今回は2021年度第2回淑徳与野中学の算数の簡易解説をお送り致します。
まずは、第2回の結果をご覧下さい。
第1回がかなり易しかったのに対し、第2回は例年通りの難易度になったと思います。
ものすごい難問はなかったものの,全体として計算量が多く,忙しい50分になったのではないでしょうか。
では、各問題に触れていきます。
1番⑴☆ ⑵☆ ⑶☆ ⑷☆
⑴⑵ ⑴は解説不要だと思います。⑵は11×11に分解し,分配法則を用いると計算が楽になります。
⑶ ここも解説不要だと思います。確実に正解したいですね。
⑷ 第1回では出題されませんでしたが、2回目で縮尺(単位変換)の問題が出題されました。
頻出タイプの問題だったので、ここもしっかり正解したいですね。
2番⑴☆ ⑵☆ ⑶☆☆(☆) ⑷☆
⑴ 頻出問題ですね。ここも解説不要だと思います。確実に正解したいですね。
本問に関しては,こちらのブログも参考になると思います。是非ご参考下さい。
⑵ 前半は典型的なつるかめ算になります。確実に正解したいですね。
後半は、不定方程式に関する問題でした。不定方程式の問題はやり方がパターン化できるので、難関校を目指す生徒さんであれば、確実に身につけて欲しいですね。
⑶ 本問はかなり難しいと思いました。僕自身も最期まで悩みました…(笑)規則性の問題だなとは直感で気づくのですが、規則がなかなか見つけにくいです。詳しくは解説のポイントを参考にして欲しいのですが、今回は方陣算の考えを取りいれ、たて・横を同じ数ずつ囲っていくと、規則が見えてきます。
⑷ ⑶が難しかったのに対して、⑷は角度の勉強をしたばかりの4年生でも解ける易しい問題でした。
3番⑴☆ ⑵☆ ⑶☆
⑴⑵
丁寧に求めていきましょう。計算ミスに気をつけたいです。
やはり,3.14の計算の工夫は必須ですね…。
⑶ 表面積の問題はなかなか答えが合わせにくいですが、本問は表面部分もわかりやすいので、計算ミスに気をつけ,何とか答えにたどり着きたいですね。
4番⑴☆ ⑵☆ ⑶☆☆
⑴⑵⑶
淑徳与野は難しめの図形の移動の問題が頻出ですが、1回目もそうでしたが、今年度は易しい印象を受けました。⑵までは、テキストレベルなので、確実に正解しましょう。⑶は⑵が誘導となっていることに気づければ,解答可能です。
結局どこの部分の面積を求めれば良いのかがわかれば、⑶もそこまで難しくないと思います。
5番⑴☆ ⑵☆☆ ⑶ ⑵次第で☆
⑴ まずは、準備運動ですね。シンプルな和差算でした。
⑵ ⑵は⑶を解くために必要なので、何とか答えたいところです。
Aが最も多いときはBとCがどういうときなのか?→⑴のとき!
Aが最も少ないときはBとCがどういうときなのか?→B>Cのとき! をつかみましょう。
⑶ ⑵で調べた中から3の倍数のものを選べばOKです。
6番⑴☆ ⑵☆ ⑶☆ ⑷☆☆
⑴ 指示通り、問われている立体の体積を求めてあげましょう。〇×3.14の形に残しておくことで、〇部分を比較し割合を求めることができます。
⑵ 直角三角形の中に直角三角形があるタイプの問題です。このような場合は、中の直角三角形を外に出して、対応関係を考えてあげましょう。テキストレベルなのでここも確実に正解したいですね。
直角三角形の相似に関しては以下のブログでまとめてありますので、是非参考にしてみて下さい。
直角三角形が出てきたら… | 【東京・埼玉・対面/オンライン】中学受験専門 家庭教師としのブログ (ameblo.jp)
直角三角形が出てきたら…続き | 【東京・埼玉・対面/オンライン】中学受験専門 家庭教師としのブログ (ameblo.jp)
⑶ 指示通り、ウとイの表面積を求めてあげましょう。
円すいの側面積の求め方に関しては,重要ですので必ず覚えましょう!!
母線×底面の半径×3.14
⑷ ⑵より,AD=16㎝,BD=9㎝がわかっていますので,CDを軸にすると,長い方のADによってできる円すいが短い方のBDによってできる円すいを中に吸収してしまうことに注意しましょう。