2021年度開成中学【算数/大問2】簡易解説

入試問題簡易解説

こんにちは。前回に引き続き、開成中学の算数大問2になります。

前回の投稿開成中学の算数大問1はこちらから。

問題

(1)

まずは、ウォーミングアップといったところでしょうか。

同一平面上の点と点は結んで良いので、結ぶとよく見る三角すいになります。ここはしっかり得点したいです。

(2)

(1)から一気に難易度が上がります。詳しくは下記に譲るとして、まずは、しっかりと求めるべき三角すいをしっかり認識しましょう。次に、その三角すいがどのようにして求められるのかを考えます。

立体の切断が伴う場合には、基本的に、大きな立体から必要のない部分を引くと考えることが多いです。

今回は大きな立体として、断頭三角柱をしっかり認識しなければなりません。

難関校の立体図形の切断では頻出ですので、開成受験生であればしっかりとおさえておきたいところ。

また、それが手前と奥にあることにも注意しなければいけません。

そうしないと、手前と奥の三角すいが引けなくなってしまいます。

(3)

(2)からまたさらに難易度が上がります。

まずは、求めるべき三角すいをしっかり認識します。

次に三角すいがどのように求められるかを考えたときに、

全体(1辺6㎝の立方体)から4方向から見た断頭三角柱を引けば良いことに何とか気づきたいところ。(ただ、これに気づくのは難しいと思います)

特に左奥から見た断頭三角柱(ウ方向)右上手前から見た断頭三角柱(エ方向)を見抜くのが難しいと思います。